これが何に見えるますか。
・・・
一発で解る人はまずいないでしょう。
これ餅です。
そう搗き立ての餅なんです。
それも魚沼の黄金餅の搗き立てなんです。
どうです。旨そうでしょう。
今年初めて販売をする餅の生産者である、魚沼市須原の「あぶるま食品」を訪ねた。百姓であり餅の製造者でもあるのだ。
始めまして阿武ですと名刺を出したが、名刺をいただけないので催促したら
この笑顔で「そんげなもんねぇっや」 と言われた。
(*^_^*)オデこういう人好きだな。
若い時菓子作りの修行に出ていて22だかの時に須原に帰ってきた。最初はお菓子を作っていたのだが田舎の為全然売れずたまたま百姓もしていたので 全部もち米に切り替え、餅をつき始めたのだと言う。地道にいい餅を搗き続けた結果、今ではさまざまな雑誌に取り上げられ芸能人ご用達の品にも選ばれている。ちなみにこの餅を薦めていたのはオデもファンの「大桃美代子」であった。
これ橘さん(橘正雄さん)が作っている、正真正銘の「こがねもち」。もち米特有のプックラとしたいかにも旨そうな米だ。
堆肥をたっぷりといれ農薬なども極力抑えて作ってると言う。
「オガの田圃は粘土質なんだ。砂地と粘土質では全然米の出来が違う」という。
そして作業場を見せてもらった。
橘さん曰く、この餅つき機がスグレモノなんだそうだ。杵が臼めがけて搗くのだが、底まで「ドンッ」と搗くのだと。
今の機械は殆ど杵と臼の間、何ミリで寸止めをするらしい。でもこの寸止めをしないのがほんとにコシのある餅ができる秘訣だと言う。
最初臼に蒸かしたもち米を入れ臼がグルグル廻る。これは杵でもち米を潰す役割を、臼に搗いてる羽がするのだ。みるみるもち米の粒粒が潰れてねっとりとしてくる。その間ほんの少しの霧状の水を吹き付ける。いよいよ杵でドスンドスンと搗く。何分もしない内に冒頭の餅が出来上がる。
そしてのし板の上でみるみる長方形に伸していく。その後型にはめ一晩おいてから長方形に切っていくのだ。ウチも昔餅を搗いていたので解るが、搗きあがった餅には粳の米粉をかけて手や板にくっつかないようにする。でも橘さんの餅はその米粉をほとんどつけない。それだけ水分が少ないのだ。
どうです。この伸び。コシがある餅は伸びず、伸びる餅はコシがない。コシと伸びは相反するのだが、この餅「ググーッと伸びて、プッツンと切れる」このプッツン感がすごい。
コシがありすぎるのだ。いろんな所の餅を食べたがこんなコシは初めてだ。
黄な粉と砂糖醤油で食べた。イヤー旨すぎた。
パッケージも素晴らしい。
方言丸出しでいろんな話をしていただいた。
素朴な人であった。
「いっぱぇはつくらんねぇし、つくる気もねぇ」
「よろこんでもらえりゃえぇ」と須原訛りで言っていた。
もう少しで深い雪に覆われるんだろうなと夕暮れの迫った須原を後にした。
タイトルの破間は「あぶるま」と読みます。近くに破間川が流れていました。
あぶるまの意味がわからなかったが、この破間川からとったのだと納得をした。
最近のコメント